2012.07.01
広報あぐい トップ » その他(2)
★川柳大会作品

課題「選挙」「鋭い」
衆参とも政権維持のダブル選 |
早那恵 |
爪跡の鋭さを見る無情さを |
美智子 |
国政も従属が勝つ民主主義 |
寿美子 |
国会で質疑応答つまる声 |
砂 絵 |
国作り民が選んだ議員でしょ |
正 江 |
歌留多取り王者のはたく手にビビる |
螢 子 |
主権とは選挙期間の限定か |
ますみ |
本音吐く尖った芯はすぐ折れる |
穂多留 |
託す人なくて一票もてあます |
みつば |
柔和な目鋭い目もある世問の目 |
松 衛 |
一票の重さに泣いた村議選 |
正 司 |
精鋭のナデシコジャパン目が光る |
利 夫 |
投票箱熱い期待に汗を掻く |
綾 子 |
人間の不可抗力に自然力 |
登茂子 |
鋭角の社説で正す世の歪み |
滋 矩 |
★阿久比町短歌の会

生も死もこの世の姿 ガンジスはインドの心のごとく悠久 |
岡本 育与 |
思ひ出は遠くなるほど美しく蘇りきぬ雨降るひと日 |
長坂吉余子 |
期待して見守る我も我慢する国の行方に希望が見えず |
橋立 智子 |
葉桜を水面にうつす夕焼けに鴨も染まりて水草揺れる |
竹内 久恵 |
明けはやく一秒・一分と陽は昇る吾が生涯を追い来る如く |
山本きさ子 |
裸木の細き梢に雲ひとつ浮かせて白き冬空がある |
勝 暁子 |
日常の喧騒離れプチ出家シンプルライフで心をリセット |
木村 久世 |
男の孫の節句祝ひの支度にと妻と来たりて葭の葉を刈る |
竹内 清己 |
桜無き異国で戦死の兄偲び故郷の桜墓前に供えぬ |
山口 J |
八十路ゆく我洗髪も億劫で自分への褒美美容院に行く |
桃井 昌子 |
下鴨の糺の杜の下道の散斑の日影まだ寒かりし |
三留 享 |
本祭り今年の巫女となりし孫晴れやかに今日神殿に舞う |
渡辺百合子 |
やれ嬉し今年も出来た野点席尽きぬ話題に花びらの舞う |
大村寿美子 |
快晴の空広がりてもう四月花便り聞きて胸ふくらます |
佐野 雄造 |
脳天気の吾さえ憂える格差社会何とかならんか憲法記念日 |
山崎 淳子 |
ビーピーと「すずめの鉄砲」吹いてみる今も変らずまっすぐな音 |
加藤かずみ |
アッチチと井を置く店員に「修業が足りぬ」と熟女の声とぶ |
奥田 貞子 |
