広報あぐい

2012.07.01


広報あぐい トップ » その他(2)

川柳大会作品

課題「選挙」「鋭い」
衆参とも政権維持のダブル選 早那恵
爪跡の鋭さを見る無情さを 美智子
国政も従属が勝つ民主主義 寿美子
国会で質疑応答つまる声 砂 絵
国作り民が選んだ議員でしょ 正 江
歌留多取り王者のはたく手にビビる 螢 子
主権とは選挙期間の限定か ますみ
本音吐く尖った芯はすぐ折れる 穂多留
託す人なくて一票もてあます みつば
柔和な目鋭い目もある世問の目 松 衛
一票の重さに泣いた村議選 正 司
精鋭のナデシコジャパン目が光る 利 夫
投票箱熱い期待に汗を掻く 綾 子
人間の不可抗力に自然力 登茂子
鋭角の社説で正す世の歪み 滋 矩

阿久比町短歌の会

生も死もこの世の姿 ガンジスはインドの心のごとく悠久 岡本 育与
思ひ出は遠くなるほど美しく蘇りきぬ雨降るひと日 長坂吉余子
期待して見守る我も我慢する国の行方に希望が見えず 橋立 智子
葉桜を水面にうつす夕焼けに鴨も染まりて水草揺れる 竹内 久恵
明けはやく一秒・一分と陽は昇る吾が生涯を追い来る如く 山本きさ子
裸木の細き梢に雲ひとつ浮かせて白き冬空がある 勝  暁子
日常の喧騒離れプチ出家シンプルライフで心をリセット 木村 久世
男の孫の節句祝ひの支度にと妻と来たりて葭の葉を刈る 竹内 清己
桜無き異国で戦死の兄偲び故郷の桜墓前に供えぬ 山口  J
八十路ゆく我洗髪も億劫で自分への褒美美容院に行く 桃井 昌子
下鴨のただすの杜の下道の散斑ばらふの日影まだ寒かりし 三留  享
本祭り今年の巫女となりし孫晴れやかに今日神殿に舞う 渡辺百合子
やれ嬉し今年も出来た野点席尽きぬ話題に花びらの舞う 大村寿美子
快晴の空広がりてもう四月花便り聞きて胸ふくらます 佐野 雄造
脳天気の吾さえ憂える格差社会何とかならんか憲法記念日 山崎 淳子
ビーピーと「すずめの鉄砲」吹いてみる今も変らずまっすぐな音 加藤かずみ
アッチチと井を置く店員に「修業が足りぬ」と熟女の声とぶ 奥田 貞子