
ケーブルテレビ「CAC」収録の様子
1月11日は阿久比町成人式です。今年は平成元年4月2日から平成2年4月1日までに生まれた方で、253人の皆さんが対象です。
成人式は2部構成で行われています。1部は町が主催で式を開き、新成人を祝い、2部では「新成人の集い」を新成人が自分たちで企画しています。
11月に「新成人の集い」実行委員会が立ち上がりました。公募し、集まったメンバーは15人。阿久比中学校を卒業して5年、久しぶりに昔の仲間が集まりました。
学校や仕事の終わった後に中央公民館に集まり、式典の打ち合わせやアトラクションの準備を進めています。
そこで毎年恒例ですが、実行委員のメンバーに大人への第一歩を踏み出す20歳の代表として、成人を迎えて思うことや考えることを聞いてみました。また、今回は実行委員がケーブルテレビ「CAC」の番組『アンダーポイントのでらこの辺の話題ですけどが…』(1月放送分)に出演し、収録で「大人への思い」について語ったことも併せて紹介します。
- ー 大人を実感したとき、大人とは?
- 「人に年齢を聞かれて『二十歳』と口に出して答えたとき」。
「選挙に行ったとき。僕たちの1票で国が動くかもしれないと思うと、棄権はできないと思いました」。
「夜1人で外を歩けるようになったとき。後ろを振り向く回数が減りました」。
「仲間とお酒を飲みに行って、愚痴を聞いたり、悩みを相談したりするとき」。
「精神面では、親に頼ってばかりいるので、まだまだ大人の実感はありません。結婚して自分が子どもを産んで親になったとき、始めて大人を実感するのかもしれません」。
「就職して自分でお金を稼ぐようになったとき」。
「就職先や地域で社会に貢献できるようになったとき」。
「1人で契約書にサインをしたとき」。
- ー 今から10年後は
- 「いつもニコニコして、平和に暮らしたい」。
「安定した収入のある会社で働き、結婚して子どもが2人ほしい」。
「仕事と主婦を両立させて、育児も頑張りたい」
「社会の中で、もまれていると思います」
「新しくお母さんになる人の支えとなるような助産婦さんになって、地域で活躍したい」。
「結婚して森に小屋を建て、冬は暖炉の前でコーヒーをすすりながら、家族でだんらんしたい。夢は『ビッグダディ』です」。
「子どもと“距離の近い”夢や幸せを与えられるような学校の先生になっていたい」。
- ー 理想の大人とは
- 「周りの人に合わせることができ、協調性のある人」。
「人や自分自身の面倒がみられる」。
「自分の行動や言動に責任が取れる」。
「社会に出て、自分の意見を持ち、意志を大事する」。
「現実をしっかりと見て、家族のことを真剣に考えることができる」。
- ー 成人式を迎えるにあたり
- 「20歳になった節目を、世話になった親や親戚、周りの皆さんに感謝したい」。
「大人としての第一歩を踏み出す式なので、自分自身を引き締める機会としたい」。
「甘えた気持ちを子どもから大人へ切り替えたい」。
- ー 阿久比町に望むこと
- 「観光名所がない。若者が多く集まり、遊べる場所をつくってもらいたい」。
「自然が豊かで、ほのぼのした雰囲気が好き。住宅地も増えてきたので、自然環境を残したまちづくりを進めてもらいたい」。
「子どもや高齢者が今以上に安心して暮らせる町にしてほしい」。
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式の準備に取り組む新成人
理想的な大人を目指す道は険しいかもしれません。あせることなく一歩一歩、夢に向かって前進を続け、少しでも理想に近づけるように頑張ってください。新成人に“幸”あれ。
「新成人の集い」では小学校の恩師からのビデオレターを自分たちで編集し、披露する予定だそうです。また、中学校の恩師を会場に招き、ゲームなどを行うプログラムが用意されています。実行委員のメンバーは、参加者が楽しく過ごせるようにと、何日もかけて真剣に式の準備に取り組んでいます。「みんなでいい思い出をつくろう」。実行委員長の佐藤さんの言葉に力がこもっていました。 |