災害のはなし

伊勢湾台風の被害
阿久比町の災害の記録の中で最も多いのは風水害です。台風や前線の通過による大雨で阿久比川水系の河川がはんらんすることが原因の1つとなっています。
昭和34年9月26日に上陸した「伊勢湾台風」のとき、この地方は台風の進路の東側に入ったため、各地とも風と雨が強くなり河川は急に水かさを増しました。運悪く満潮時と重なったため河川付近では、いたるところで堤防が決壊し大きな被害となりました。この台風による阿久比町の被害は犠牲者7人、重傷者4人、軽傷者173人・家屋の全壊80戸・半壊229戸でした。
昭和51年9月12日、「台風17号」による長雨で町内のため池や川の水が増え続け、そこへ土砂降りの雨が降り、蟹田川・前田川・矢勝川の堤防が次々と決壊しました。被害があまりにも大きいため自衛隊にも協力をしてもらい、土のう作りが行われ、日本赤十字の人たちによる炊き出しも行われました。この水害でけがをした人は1人・壊れた家4戸・床上浸水182戸・床下浸水152戸でした。 |