町職員 防災実践訓練を実施

役場大会議室に設置した災害対策本部 |
4月24日に、突発的な災害に迅速で的確な初動体制の確立と危機管理意識の向上を目的として、職員の防災実践訓練を実施しました。
内容は、全職員を対象とする勤務時間中の突発地震発生時の初動行動の確認と災害対策本部の立ち上げ訓練です。
午前8時46分、3月から試験導入している「緊急地震速報」のアナウンスを流しました。庁舎内に地震感知のアナウンスが流れると、職員は机の下に潜るなど身の安全の確保を行いました。
引き続きアナウンスで町長が今回の訓練想定「東海地方を中心に震度5強の地震が発生」を発表し、直ちに災害対策本部を設置しました。
「町災害対策実施マニュアル」では、震度5強の地震が発生した場合、第2非常配備を取ることになっています。災害対策本部では、本部をはじめとする6つの部を編成し、部署ごとに無線機を使用した被害状況の把握などの情報収集や、余震や庁舎被害の拡大に備えて、電算データのバックアップなどの応急対策を行いました。

本部から指示を出す町長 |
訓練には、半田消防署阿久比支署長、阿久比町消防団長も参加。阿久比支署から無線で次々と火災・救助などの被害状況の報告があり、本部では、集約された被害情報を地図に明記し、各部署の対策行動を検討しました。
実践訓練に先立ち、全職員が、災害を自らの問題と考え、阪神淡路大震災の時に、実際に神戸市職員が対応を迫られたさまざまな問題を課内研修しました。また、各自が職場に用意している非常食の点検、補充を行いました。
今回の訓練を終えて、さまざまな課題が挙げられました。この課題を早急に検証し、今後の防災体制に反映させ、町の防災体制の拡充に努めていきたいと思います。 |