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2006.01.01 |
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★幼・保・小・中一貫教育プロジェクトシリーズ(1) |
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□問い合わせ先 学校教育課 TEL(48)1111(内202) | |||||||||||
阿久比町では、平成17年10月28日に「阿久比町幼・保・小・中一貫教育プロジェクト」を立ち上げました。 町には阿久比中学校1つしかないという利点を生かし、9つの幼稚園と保育園、4つの小学校、阿久比中学校のカリキュラムに一貫性をもたせ、4歳から15歳まで一貫した保育・教育を行おうというものです。 地域の方の協力を得て、0歳から15歳まで一貫した保育・教育の実現をも視野に入れています。 このプロジェクトについて、シリーズを組み、「広報あぐい」で定期的に町民の皆さんにお知らせします。 1.プロジェクトの背景今日の学校教育では、各学校が「特色ある教育」を展開し、自ら学び自ら考える力などの「生きる力」を育成することを基本的なねらいとした教育の実現を目指しています。 小学校から中学校に進学する段階での子どもたちの現状をみると、夢と希望をふくらませ、新たな再スタートを決意する反面、校則や学習内容、指導方法などに大きな違いがあることから、不安や戸惑いを感じ、心理的ストレスとなる子どもがいます。 小学校で認められた個性や能力、興味や関心を継続して伸ばしにくいなどの課題があることも指摘されています。 「義務教育に関する意識調査」(平成17年3月に苅谷剛彦東京大学大学院教授らが全国36,000人の児童・生徒・保護者・教員などを対象として行った調査)の結果では、小学校6年生から中学校1年生に学年が変わると算数・数学が好きと答えた割合が26%ほど減り、総合が好きと答えた割合が12%ほど減ると報告されています。「中1ギャップ」の深刻さに警鐘を鳴らしています。 続いて、阿久比町の小中学校でも見られる課題を紹介します。 ◇義務教育最終段階、中学校での教育のあり方が注目を浴びることが多いのですが、問題行動などについて事例研究してきたところ、幼少期からの教育のあり方が重要であることが明らかになってきました。 ◇少子化、核家族化に加え、個性を尊重しすぎたため、自己中心的な人間が増え、他人の目を気にしないだけでなく、他人に迷惑をかけていることすら気づかない人間が増えています。
◇しつけについての状況は、幼稚園・小学校・中学校と順に厳しくなり、その後また緩くなるといういびつな状況にあります。そのため、中学校での生徒の反発が多くなり、それが問題行動につながっています。 ◇幼稚園・保育園・小学校・中学校とそれぞれ特色ある教育を進めていますが、その連携が十分でないために、一貫性のない面が教科・領域・総合的な学習の時間・行事などで多く見られます。 ◇学力低下・学習意欲の低下・家庭での学習時間の減少など、学校だけではなく家庭での協力なくしては解決できない課題も明らかになってきています。 ◇これからの学校には、各学校が特色ある教育活動を展開し、一人ひとりの能力や適性を伸ばす柔軟な教育への転換を図ること、自らにふさわしい生き方を実現するために必要な教養を身に付けられるようにすること、小学校と中学校が共通の学力観に基づく継続的な指導で学力の向上と心身の成長を図ることなどが、保護者・地域・社会から期待されています。 2.ねらいこのような背景から、町内に1つしかない中学校の良さを生かし、0歳から15歳までの幼児・園児・児童・生徒を、一貫性があり学校・家庭・地域が連携した教育のあり方を明らかにし、生きる力を身につけた生徒の効率的で効果的な育成を目指します。 3.目指す生徒像15歳の阿久比町のすべての生徒に求める姿 ◎自らを律し、自ら実践していく生徒 4.日程
次号では、プロジェクトの研究内容についてお知らせします。
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