第185号 令和2年5月1日発行

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久保 秋男 議員(済和会)

久保 秋男 議員

予算編成方針と重要施策

慎重に判断し進める

 人口と財政のバランスは、健全な行政運営を進めるためには重要課題。
 本町においても10年後頃から人口減少が予測され、財政状況の悪化、高齢化による行財政需要の増加が考えられる。
 長期視点に立った行財政対応はどのように考えているか。
 【総務部長】本町は、今後は緩やかに人口減少が見込まれ、進行した場合、税収が減少する一方で、社会保障費等が増加し、地方財政はますます厳しくなる。
 今後事業の見直し等の対策を継続しなければ、財源不足となることが予想される。
 償還と起債発行を基本の財源確保は将来の財政運営に支障はないか。
 【総務部長】町債を発行する際には、内容を確認し、出来る限り有利な条件で借り入れ。
 町債の償還額は、年々増加しているため、町債発行は慎重に判断し進めていく。

 子育て支援、社会保障、福祉医療は地方負担が今後大幅増と予測されるが、対応と対策。
 【民生部長】子育て支援については、次世代につなぐ大切な行政施策であることから、サービスを維持しつつ、国・県補助金の有効活用、事業の民間委託や人員の適正配置など社会情勢を鑑み適正かつ有効な対策を図っていく。
 社会保障費、福祉医療費の義務的経費の増加は避けらないが、給付と負担のバランスを図りつつ、生活習慣病の発生、重症化予防、ICTを利用した医療・介護サービスの推進、地域包括ケアシステムの構築などにより持続可能な住み続けられるまちを構築する福祉施策を図っていく。
 令和2年度予算編成の最重点施策。
 【総務部長】「教育と子育て支援のまちづくり」に主眼を置いて編成した。主な事業は、新学校給食センターの建設事業、中学校校舎建設の設計委託、学校支援員の増員など。
 令和2年度は土地利用、都市基盤整備をどう進めていくのか。
 【総務部長】農業振興地域整備計画を見直し、宮津地区土地改良事業では、新しい計画区域の調査設計、地権者への意向調査、説明会等を実施する。
 都市計画基盤整備は、引き続き都市計画マスタープラン及び緑の基本計画の策定作業を進め、将来の都市構造や土地利用構想について検討する。
 自主財源の見込みと財源確保の取り組み。
 【総務部長】自主財源率は令和2年度一般会計歳入予算全体の53.6%で前年度とほぼ横ばい。
 町税、保険料のコンビニ収納の導入、ふるさと納税、広告収入等により自主財源確保を推進する。


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