現状では、子どもの年齢の平均体重より20%以上体重が多い場合を「肥満」としているようです。小児期に脂肪細胞の数が増えてしまうと、大人になって生活習慣病にかかりやすくなるという報告もありますので、改善しておくことが必要です。
ダイエットなどよりも、体重の増加を抑制するほうが適切でしょう。
まず家庭の食事が高カロリーでアンバランスでないかチェックして、子どもに合った食事の量(1日に必要なカロリー)を知ることが大切です。1日3食きちんと食べること。栄養のバランスがよいものを、よくかんでゆっくり食べること。食物繊維の多いもの(ゴボウ、ニンジン、カボチャ、ワカメなど)を食べさせることなどに心掛けてください。
無理のない運動を、毎日続けることも効果があります。食事も運動も毎日の生活の中での積み重ねですので、子ども自身に自覚させることと家庭の協力が必要です。
無理強いはストレスの元になり過食につながる場合もあります。学校の栄養教諭・栄養職員にも相談してください。 |