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2022.10.01


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旧(公財)スポーツ医・科学研究所から
スポーツ振興への多額の寄付をいただきました

□問い合わせ先 社会教育課体育係 TEL (48)1111(内1228・1229)

令和4年3月に解散した旧(公財)スポーツ医・科学研究所から阿久比町に12億7,319万4,468円をご寄付いただきました。財団を代表し、名古屋商工会議所会頭の山本亜土さんが8月5日に役場を訪れ、「スポーツ村の整備をはじめ、阿久比町のスポーツ振興に役立ててほしい」と町長へ寄付の目録を手渡しました。

町長は「引き継いだ旧スポーツ医・科学研究所は、スポーツの枠にとらわれず、多くの人が気軽に集えるよう交流センターとしました。これまで携わってきた皆さんの思いを大切にしながら、スポーツ村がさらに町民に愛される施設となるよう今回の寄付を有意義に使わせていただきます」とお礼の言葉を述べました。

阿久比町では、今回の寄付金をもとに「阿久比スポーツ村整備基金」を創設し、スポーツ村交流センターをはじめとしたスポーツ村全体を、町民の皆さんなどが気軽に集い交流できる施設となるよう整備を行っていきます。

令和4年4月1日にオープンしたスポーツ村交流センター(旧スポーツ医・科学研究所)について、認知度を高め親しみを持ってもらうため、スポーツ村交流センターとして稼働するまでの歩みをご紹介します。

昭和63年~令和3年

「スポーツ医・科学研究所」は、日本初の総合型スポーツ診療・研究機関として昭和63年6月に阿久比町に開設されました。開設当初は競技レベルの高いスポーツ選手を対象にスポーツドックによる医学、体育を基盤とした支援を行っていました。平成13年以降、国でのトップレベルのアスリートに対する体力面での支援が地方へ拡がる中で、スポーツ医・科学研究所はスポーツ外傷や障害の診断、手術、リハビリテーションによるスポーツ復帰までの一貫治療を主軸とする医学面での支援を幅広い層のスポーツ選手・愛好者へ行っていきました。その日々の経験と常に最新のスポーツ診療に関する知見を持って、診療・研究・予防が一体となった活動を展開していきました。

平成30年3月に施設、設備、機器の老朽化などにより、診療、検査事業などすべての事業を終了し、スポーツの医学・科学両面からの研究および研修などの開催を事業として行う公益財団法人となりました。

令和3年~

令和3年9月に研究所の土地・建物を阿久比町が購入し、令和4年4月1日オープンに向けて令和2年11月から令和3年12月まで内部検討会、内部見学会、スポーツ団体の見学会を開催し準備を進めてきました。オープン後は、町内外から多くの方が多目的体育室を利用しています。夏季限定でプレオープンした屋内プールも多くの方が利用しました。また、会議室や研修室などを備えており、スポーツ面だけでなく教育面や文化面など、多目的に利用できるようになっています。

■問い合わせ先
社会教育課体育係 TEL (48)1111(内1228・1229)