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2022.09.01


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後世まで届けたいホタルの光

ホタル特集

□問い合わせ先 建設環境課環境係 TEL (48)1111(内1211)

時代を超えて多くの人を魅了するホタル。有名な故事成語「蛍雪の功」からも、古くから人間と共生し、親しまれてきたことが分かります。暗闇の中、淡く光り幻想的に舞う姿は、見るものの心に癒しと安らぎを与えてくれます。

阿久比町では昭和58年から「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、町内に生息しているヘイケボタルの発生状況や生態などの調査研究を行っています。今年もヘイケボタルの生息分布調査を多くの皆さんの協力を得て行いました。

また、分布調査に先立ち、東部小学校ではホタルに対する知識を深め、安全に調査活動に臨めるようホタル専門員によるホタル保護活動学習を行い、受講した東部小学校6年生の児童はホタルの生態や阿久比町の現状、分布調査時の注意点について学びました。

6月17日に「2022ほたるサミット下関」がオンラインで開催され、全国から6市町(山口県下関市、滋賀県米原市、和歌山県紀の川市、岡山県真庭市、福岡県北九州市、愛知県阿久比町)が参加しました。今回のサミットでは、今後のほたるサミットのあり方についての話し合いと、「下関市豊田町におけるホタルを生かした地域づくり」の記念講演が行われました。

6月上旬から下旬にかけては、ふれあいの森で「ほたる観察会」や「ほたるポスター作品展」(こちらのページに最優秀作品と優秀作品を紹介)、白沢ホタルの里でヘイケボタル観賞会など、ホタルに関連したさまざまなイベントを行いました。

多くの人に愛されてきたホタルも、文明が発達し私たちの生活が便利になるにつれて、徐々に見られる場所が減ってきました。ホタルの光を絶やさないためには、普段からの行動が大切です。ゴミを拾う、ポイ捨てをしない、川を汚さないなど、一人一人の行いがホタルや自然環境を守ることにつながります。

ホタルの美しい光を後世まで届けるため、町全体で力を合わせて保護活動に取り組んでいきましょう。

■問い合わせ先
建設環境課環境係 TEL (48)1111(内1211)