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第114号(平成30年9月)未曽有災害

[2018年9月12日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

今月の大災害

皆さんこんにちは。

台風21号は、関西に上陸し日本海側へと抜けていきましたが、皆さんのご家庭では被害に遭われなかったでしょうか。

今回の台風は雨よりも風が強く、本町でも瞬間的には30メートルを超える暴風でした。多くの地区で停電したほか、倒木による被害もありましたが、公共施設においては軽微な被害で済みました。しかし全国的には大きな災害の爪痕を残していきました。関西空港が高潮によって浸水する光景は、東日本震災で津波が仙台空港を飲み込んでいった光景を思い出させました。また、空港連絡橋に漂流したタンカーが激突している様子は、コンピューターグラフィック加工されたハリウッド映画のワンシーンを見ているようで、実際に起きているとは思えない驚愕なシーンがニュースで放映されていました。

さらに日を置かずして北海道で震度7の大地震が発生し、至る所で土砂崩れとなりその山肌は竜の爪でひき裂いたごとくでした。広い北海道全域でブラックアウトとなり、未曽有の大停電の中で被災者の方々は不安な夜を過ごされたことでしょう。このように日本列島を大災害が次から次へと襲い、信じられない光景が報道されました。

未曽有な半年

今年を振り返りますと、経験したことのない未曽有なことばかりでした。

1月に北陸で大雪となり、6月は大阪北部地震が発生。7月には西日本で豪雨となり土砂災害や河川の氾濫により多くの犠牲者が出る大災害となりました。そして阿久比町にも台風12号が直撃のコースで向かってきました。驚かされたのはその進路です。気象庁の記録にない東から西へ進む初めての「へその曲がった」台風でした。7月28日には、天気晴朗なうちから早々と警戒警報が出され、未経験の逆コース台風の警備に私たちも神経を使いました。コースは静岡沖から渥美半島沖を通り、南知多をかすめるようにして伊勢湾を渡り伊勢に上陸するものでした。三重県では暴風や洪水などの被害が発生しましたが、本町では風雨共に少なく被害もほとんど出ない状況(ナスなどの農作物に少し被害が発生しました。)でした。

しかしホッとしたのもつかの間、これまた「経験したことのない」猛暑が襲ってきました。お盆前には、名古屋でも気温40度を超える暑さが猛威をふるい、熱中症で病院へ運ばれる方が続出して、救急車が忙しく走り回る日々が続きました。豊田市では小学生が暑さで犠牲になるなどの悲しい出来事があり、学校の教室へのエアコン設置がにわかに話題となりました。気象庁の発表でも「命の危険がある暑さ」という表現が使われ、台風や大雨と同じように暑さへの警報が出されました。本町は7年前から町立小中学校全教室へのエアコン設置をいち早く進めており、昨年までに全ての小中学校で設置が完了していたので、今年の猛暑にも対応でき幸いでした。他市町の行政からもエアコン導入についての問い合わせが多くあり、助言や協力を行っています。

また、炎天下でのプール閉鎖も初めて行いました。水温が30度を超えると熱中症が心配されるので、プールを閉鎖する事態になりましたが、暑さの盛りにプールを閉鎖することになるとは驚きでした。それほど今年の夏は炎暑でありました。

最近では「想定外」とか「経験したことのない」という言葉が、テレビや新聞紙上で発せられることが多くなりました。確かに注意喚起をするにはインパクト十分な緊張感ある言葉なのかもしれませんが、そこに私は「自然に対する人間のおごり」を感じてしまいます。人間は経験を通して物事を判断できる一方で、経験から推測し想像を巡らせる能力も持ち合わせています。経験したことのないことを予知し対処することこそが、知恵を備えた人類の真骨頂と言えるものではないでしょうか。

今後も「経験したことのない」という言葉が出てきたら、「待ってました」と自らの脳細胞を活性させ、全知全能を働かせて想像し、予知とともに対処方法も考えて行動してみてください。きっと良い結果に結びつくものと思います。危険から身を守るとはこのことをいうのではないでしょうか。私の脳細胞も居眠りしないように刺激を与え続けてまいります。

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