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第99号(平成29年6月)ホタルのやさしい灯

[2017年6月14日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

ホタルのやさしい灯

皆さんこんにちは。東海地方の梅雨入りは6月7日だったと思いますが、今日(6月13日)も晴れています。

農作業に出られる方やお年寄りの方は、暑さによる熱中症にはくれぐれも注意なさってください。水分と塩分をバランス良く取っていただき、健康維持に気を付けてください。


2017ほたるサミットin紀の川

田植えも終わり暑くなれば、いよいよホタルのシーズンを迎えます。

昨年のほたるサミットは、他県からの参加市をお迎えし阿久比町で開催することができました。今年は6月9日と10日の2日間和歌山県紀の川市で開かれ、参加をしてきました。紀の川市の人口は64,000人、面積が228平方キロですので、本町の人口の2.25倍、面積は約10倍です。ゲンジホタルの生息で知られていますが、市町合併以前の貴志川町の時代(昭和50年)には洪水などでホタルが壊滅に近い状態になったそうです。それ以後住民ボランティアや中学生の手により飼育に努め、保護活動の成果が実りホタルの光が戻ってきました。

桜の名所である奈良の吉野川の下流が紀の川となりますが、この川沿いで野菜・果物が盛んに栽培され、特に桃が名産品となっています。それらの産物をファーマーズマーケット「めっけもん広場」の直産市場で消費者に提供しています。隣接する大阪府からのお客さんも多く訪れるそうで、年間28億円を売り上げています。

(阿久比駅前には「JAグリーンプラザあぐい直販所」が7月7日にオープンします。新鮮野菜にご期待ください)

また、西国三十三所観音霊場第三番札所の立派な天台系の「粉河寺」があり巡礼者も多く訪れます。「華岡青洲の妻」で有名になった江戸期の医師、華岡青洲が世界初の全身麻酔による乳がんの手術を施した、住居兼診療所の「春林軒」が残されており見学をしてきました。今の医術でも全身麻酔には細心の注意が必要とされる中、江戸時代の日本で世界初となる手術の成功には驚きと称賛です。ちなみに麻酔薬の主成分は「曼陀羅華の花」チョウセンアサガオだったそうです。


日本の土がアフリカを救う

阿久比町も自然発生するヘイケボタルが減少傾向にあり、昭和58年よりホタルの研究と保護育成に力を注いできましたが、生態系を維持する難しさに頭を痛めています。

2010年に名古屋で開催された、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、地球上に残る多様な生態系を保全するための生物環境問題が議論されました。私たちの生活様式が、自然界にダメージを与えている現実を真摯に受け止め、私たちが自然との調和をどのように図っていくのかを真剣に考え、今こそ人類の英知を集約し行動に移していかねばなりません。にもかかわらず、世界の大国の中には、自国の国益を優先するあまり環境保護に協調しない国もあり、怒りを覚えます。

日本の土が、10億人のアフリカの人々を失明から救った話を聞けば、環境を守る大切さを分かっていただけるのではないでしょうか。

アフリカで河川盲目症という難病の熱帯病が蔓延した時に、それを食い止めることができたのは、日本のある地方の土にのみに存在していた新種の微生物を、一人の日本人科学者が発見したことによります。その微生物から生まれた化学物が特効薬となり、アフリカ人を救ったのです。発見された土は、富士山を望む静岡県にあったそうです。富士山が地球の裏側のサバンナの人たちを救ったかと思うと、自然界の雄大さと偉大さと不思議さを感じずにはいられません。

私たちの身の回りには、多種多様の薬が開発されていますが、そのほとんどは、植物や微生物、カビなどの生命体からの恩恵であると思います。今後新たな病気が発生し、人類を死の恐怖に陥れたときに、自然界の微生物が人類を救ってくれる可能性は大きいのです。だからこそ、自然を大切にし、小さな生命体を守り「多くの生命体と共に生きる、共生しあう心」を大切にしなければならないのです。

私は阿久比町で、皆さんと共に生き、共に喜び、共に暮らせる幸せを大切に過ごさせていただいています。

今夜も、ホタルのやさしい灯が見える気がします。


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