ページの先頭です

第91号(平成28年10月)てるてる坊主

[2016年10月12日]

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

てるてる坊主

皆さんこんにちは。

台風18号は本町を避けて日本海に抜けましたので警報も出ることなく幸いでした。

便利になったものです。テレビのデータ放送でも雨雲の動きが分かり、そのお蔭で私もちょっとしたアマチュア天気予報士になった気分を味わうことができます。しかし、予測はできたとしても、希望する日を晴れにする術を持ち合わせていないことに気づいたのは、10月9日に予定していた町民レクリエーション大会の天気を心配していた時でした。

テレビ画面には、大会前日の8日午後から9日午前まで傘マークが並び、気が気ではありませんでした。幸い8日は、雨が降らずに済みましたので大会の準備ができ、大会を開催できるかは、9日朝方の天候次第ということになりました。

まだ夜が明けていない午前4時に目を覚まし、庭に出てみると雨は止んでいましたが、土は水を含んでいました。今ごろ中学校のグランドでは、教育長以下担当職員が集まり開催協議を重ねているだろうと心配しながら電話を待ちました。午前5時15分に教育部長から電話が入り、「先ほどから降り始めた雨で、グランドに水が溜まっているから無理ではないか」との連絡です。続いて「町長に決定していただきたい」と受話器の向こうからの声でした。私は即答できず、決定を45分まで待つよう指示し、インターネットに張り付き天気情報を集めました。

雨は降り止まず、決定の時間は刻一刻と迫り「止んでくれ。止んでくれ」と願うことしかできない自分に不甲斐なさを感じていた矢先、決断を求める電話が入りました。開会時間を遅らせることや、グランドの雨水整備に人を動員することも考えましたが、この時点での雨では開会時間までに止んだとしても、グランドコンディションは最悪。ぬかるんだコースで滑る危険の確率は高く、怪我が予想できることを考えると「万事休す」。やむなく中止を決断しました。

「決断」は、川が増水し堤防を決壊させねばならない時に、苦しい判断を下すことから生まれた言葉と聞きます。

新聞報道などで、災害時の避難勧告の遅れが、後になって非難されます。しかし二者択一の決断ほど難しいものはありません。今回も、多くの方々の協力支援のもとに進めてきた全町あげての町民体育祭です。各地区の方が選手を集めるのにどれほどの時間を費やしたことか。リレーの選手の方は仕事の後、夜道をどれだけ走りこんできたことか。玉入れに参加する高齢者の方や大縄跳びに出場する方も皆で集まり練習していたと聞きます。区長さんや自治会長さんの苦労が分かっているだけに、諸々のことを思うと私の口からは、なかなか「中止」の言葉を発することができずにいました。たった二文字の「決断」ですが、責任の重さは「無限大」であると、いつも感じています。町民の皆さん、準備や練習ほんとうにありがとうございました。お疲れさまでした。

今回の中止は残念でしたが、来年こそは秋空の快晴の下で、町民体育祭・レクリエーション大会が開催されることを強く願い、期待を叶えてくれなかった「てるてる坊主」を外しました。

 

P.S.

てるてる坊主に願いを込めてくれていた皆さんありがとう。今回のてるてる坊主は、町民体育祭を天気にしてくれませんでしたが、前日8日の4保育園と幼稚園の運動会は雨を降らさずに開催させてくれました。園児たちの願いが通じたのでしょうか。良かったですね。

来年は掃晴娘(サオチンニャン:中国版のてるてる坊主。雨雲をほうきで「掃」き、「晴」れの天気をもたらしてくれる「娘」という意味)も作ってお願いしてみようかと思います。

人には、天気を左右することはできません。どの時代でも、人のできることには必ず限りがあります。しかし、そんなちっぽけな私達にもできることがあります。「人への労り、優しさ、心配り」は誰にでもできます。誰もが持っている「心」一つで。

 

お問い合わせ

阿久比町役場町長の部屋

ご意見をお聞かせください

  • このページは役に立ちましたか?

  • このページは見つけやすかったですか?

(注意)お答えが必要なお問合せは、直接担当部署へお願いいたします(こちらではお受けできません)。


ページの先頭へ戻る

Copyright ⓒ AGUI TOWN 2010. All right reserved.