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第89号(平成28年8月)盆の思い出

[2016年8月18日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

盆の思い出

リオオリンピック

皆さんこんにちは。

盆踊りも終わり暦の上では秋ですが、残暑厳しく、まだまだ熱中症には気を付けてください。また、リオのオリンピック中継に夢中になりすぎて、睡眠不足となり体調を崩している方もいらっしゃるのではないでしょうか。夏バテしないように気を付けてください。

日本の選手団はリオで好成績を上げています。体操の団体戦での金メダルを始め、水泳、柔道など力の限りを出し切っての戦いぶりに感動しています。どの種目のスポーツ選手も一流になると演技自体が美しく、芸術と呼べる素晴らしさです。美術などの芸術においては、製作者が完成させた作品は保存が良ければ時代を超えても見た者を感動させますが、スポーツは一発勝負で、自らの運動能力と技の限界を演じて競い合い、その場にいる観戦者に生で伝えるのですから、感動も刺激的で興奮してしまいます。それにオリンピックの場合は、国家間によって競うことから、愛国心も加わり感情のボルテージは最高潮に達します。真剣に競技する選手たちに贈る拍手喝采は、どの色のメダルよりも価値あるものだと思います。

大会自体は、ドーピングや開催地の治安や開催費用の問題、また国際オリンピック委員会の運営など多くの課題を抱えているのが実情です。しかし、戦争に明け暮れていた古代ギリシア時代に始まったオリンピックが、クーベルタンにより近代オリンピックとして蘇り、その時その時の諸問題を乗り越えて今日まで続けられていることに、敬意を感じ、嬉しく思います。今後も全ての民族や国家は、オリンピックが世界平和の中で開催され続けるように最善を尽くしていかなければならないと考えます。

そしていよいよ、2020年に東京で次回の開催を迎えます。今回出場の選手たちも、次回開催地の選手団としての誇りと使命を胸に頑張っていることと思います。

「礼」を基本とする品位ある日本人の良さを世界に示してください。応援しています。

私たちも、東京オリンピックを成功させるために、国民を挙げて、「世界に誇れる日本」を目指していきましょう。

 

お墓参り

お精霊さんを迎えに、孫を連れてお墓参りに行った。

見様見真似で孫がお参りしている姿を見ていて、幼いころのことを思い出していた。

家業の織屋にとって、連休が取れるのはお正月とお盆だけであった。お墓参りの後は家族での時間があり一緒に遊んでくれるので、幼心にお墓参りは好きだった。

手桶に新聞紙に包んだ花を入れ、蝋燭とお線香の入った筒を持たされた。浴衣を着せられ足に合わない大きめの下駄を履かされ連れて行かれた。日頃は使わせてくれないマッチも、蝋燭に火をともす時に擦らせてくれた。なかなか火をつけられず、何本かマッチ棒を折った末に「シュボッ」と火が付いた。瞬間、おしっこがしたくなったことも思い出した。日常と違う行動パターンは実に新鮮であり、故に記憶に残ったのだろうと思う。

汽車の絵のついた元禄柄の浴衣は小さめだったが、毎年着せられていたのでお気に入りであった。帯は兵児帯の黒で、両端には絞りが施されていたが嫌いだった。それを何重にもお腹に巻かされるので暑くて、これには閉口した思いがある。汗疹でもできようものならば、白い天花粉が待ち受けている。「おしろい」は女の子が付けるものと思っていたので、恥ずかしくてこれまた大嫌いであった。

目の前にある先祖代々の墓は戒名も読めないほどに風雨にさらされ痛んでいるが、その前でお参りをしている幼き頃の自分に会えるとは思いもしなかった。懐かしさに浸るとともに、孫の手を引き墓参りをしている現実の自分が存在していることに感謝の念がこみ上げてきた。陽も沈み心地よい風が浴衣の裾を通り抜けて行ったが、お墓の前での私と孫とのやり取りを、今は亡き両親が物言わず眺めていたように感じたのは、気のせいではなかったか。もしかしたら私の両親にとって曾孫となる「孫や家族を見てもらいたい」という私の潜在意識がそう思わせたのかもしれない。

私の手のひらの中の小さな孫の手は、柔らかく温かであった。

 

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