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第86号(平成28年5月)熊本地震と自宅の2階の整理

[2016年5月12日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

熊本地震と自宅の2階の整理

皆さんこんにちは。ゴールデンウィークも終わり生活リズムは平常に戻られましたでしょうか。

私は暦どおりの出勤でしたが、6日の午前中に人間ドックを受けました。4月は歓送迎会など外食も多く心配しながら検診を受けましたが、コレステロール値と中性脂肪値が初めて下がるなど、結果はAが増え安心しました。家内に喜んで報告すると「私の食事の甲斐あってのこと」とケロリと言われました。しかし、食事の取り方が体調管理に大いに影響をしていることは事実です。台所を賄う奥様には家族の健康管理のため、料理に腕を振るっていただけたらと思います。

 

自宅の2階の整理

私は、この休みを使って自宅の2階の整理を始めました。

我が家は過去に何度も水害に遭っていますので、2階へ物を上げることが習慣となっていました。しかし熊本震災の倒壊家屋を見て、2階を軽くしておかなければと思い立ち「断捨離」に踏み切ったわけです。

私の性格なのでしょうか、愛着が強くてなかなか捨てることができません。足の踏み場もないほどに物が散乱しただけで、手の付けようのない状態となってしまいました。特に大学時代に洪水に見舞われ、書籍をすべて失った経験から、それ以後、本を処分することができずにため込んでいたのですが、書籍の重さは想像以上でした。今も散らかったままの2階部屋ですが、何とか暇を見つけて整理を続けることにします。

 

熊本地震で被災された皆さんに心からお見舞い申し上げます。

4月14日午後9時26分に最大震度7を観測する巨大地震が熊本で発生しました。直後のニュースを見る限りでは、市内の様子では歩行者も歩いており、揺れの割には被害が少ないように見えました。熊本城の石垣が崩れ、櫓が倒壊する放映を見た途端に、背筋が凍りつきました。

この時に頭をよぎったのは、4月1日の午前11時39分、三重県南東沖で起きた震度4の地震のことです。皆さんも、防災同報無線が鳴り響き、緊急地震速報が流れたことは記憶に残っていることだと思います。幸い本町は震度2で、被害もなかったですが、いよいよ南海トラフの巨大地震到来かと緊張しました。なぜなら今までに防災同報無線が地震到来の注意を呼びかけたことがなかったからです。

現実の揺れの少なさに、「大山鳴動ネズミ1匹。国も慌てたものだ。脅かすなよ」と思ったものでした。しかしその4日後に名古屋大学減災連携研究センターの福和教授と食事をする機会があり「1日の地震の震源は、嫌な位置ですね」と私が話しかけた途端、教授が箸を置き、「竹内さん。そのとおりです。起きてもらいたくないところで発生しました。今後、地震学者も政府も、南海トラフについて発信できなくなります。日向灘に注意するように」と真顔になっておっしゃったものですから、私は理解できないまま言葉に詰まってしまいました。どうも1日に発生した地震の震源に重大な意味があることを告げようとしていたようです。

この時に私は南海トラフの地震が秒読みに入ったのではないかと直感しました。職員にも地震への対応を急がせねばならないと思い、帰庁するなり防災交通課長に、「地震防災マニュアルの見直しと、災害時の対応をチェックするよう」指示を出しました。

それから10日もしないうちに、14日の熊本地震が起きましたので、私の慌てようは想像できると思います。翌15日の朝礼で職員に防災準備に入るよう告げるとともに、朝礼後、防災対策本部室へ幹部を招集し、模擬対策本部を立ち上げ、今後の対策スケジュールを練りました。その翌日の16日にはまたも震度7の本震が熊本を襲い、甚大な被害をもたらすことになりました。以後震源が大分県や湯布院に移動しており日向灘に近づいているのが気にかかりました。

江戸時代の庶民が描いた地下のナマズが移動しながら暴れまわっているような気がします。巨大地震が他の地域の地震を誘発していると考えられますが、気象庁も「近代観測史上聞いたことがない」と初めてのケースに発表を控える事態になっています。地震学者のコメントも南海トラフに繋がるのか繋がらないのかで意見も分かれ、今回の熊本地震が分析できていない様子が見て取れます。162年前の1854年に起きた安政の大地震は南海トラフの震源で起きたと推測されていますが、この時に熊本の阿蘇山、新潟の焼山、北海道の有珠山の噴火があったと古文書にあるそうです。今のところ有珠山の火山活動はないようですが、阿蘇山は3月4日に噴煙を上空1,000メートルまで上げました。5月6日に起きた新潟の焼山の小噴火の報告も気にかかるところです。

「備えあれば憂いなし」と言います。地震に関しては、私の取りこし苦労であればよいと思いながら、2階の「断捨離」を続けることにします。

防災は、タンスを固定するなどできることからまず始めることが肝要です。人事を尽くして天命を待つことにしましょう。

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