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第85号(平成28年4月)新年度がスタート

[2016年4月1日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

新年度スタート

子育てに思う

皆さんこんにちは。桜も開花し、満開となるのが待ちどおしく思われます。

いよいよ、平成28年度がスタートしました。今回の阿久比町職員の人事異動はジャスト100人でした。異動対象者は、新しい部署で慣れない仕事に緊張していることでしょうが、引き継ぎをしっかり受けて頑張ってください。また、退職された皆さんは、長きに渡り阿久比町職員として、町民のために働いてくださりお疲れさまでした。町民を代表して厚くお礼申し上げます。

「大過なく過ごせたことに感謝」という言葉が退任の時に多くの方がおっしゃいますが、素直な気持ちだと思います。公務員の職務は町民生活全般に渡りますので、自分の得意な分野以外に配属されるときもあります。公正公平な仕事はもちろんですが、まず「間違いがない仕事」が強く求められます。そのプレッシャーに耐えて、公務員生活を無事に終えたとき、「大過なく・・・」の言葉が自然に口元から漏れるのでしょう。今日までの公務員人生すべてを振り返り、無事に務めを終えたことに、感慨ひとしおであり、自分を褒めてあげてもいいのではないでしょうか。

一方、桜花の下では、新1年生が入学式を迎え、こちらは保護者の方の感激がひとしおであろうと思います。 東部小学校では150人を超すピカピカの1年生が入学します。1学年には5つの教室を用意しました。「保育園落ちた」の「メール騒ぎ」は国会での話ですが、「小学1年落ちた」ではシャレにもなりません。地方行政は、一人も漏らさず入学させ教育を行わなくてはなりません。職員室に机が入らないほど先生の数も増え、対処しなければならぬ諸問題は山積みです。人口増加中の本町の嬉しい悩みの一つです。

昨年の国勢調査の報告がされてきました。オンラインでの調査率は県下でトップでした。このことで総務大臣から表彰を受け、記念品を玄関に飾らせていただいています。ご協力ありがとうございました。本町の意識の高さがうかがえ、嬉しく思います。県下の世帯数増加率でも1位、人口増加率では2位、と素晴らしい結果が出ました。

大正時代の小学校の修身の教科書

写真は大正時代の小学校の修身の教科書

阿久比町に子どもが増えて喜ばしい反面、育児や教育に戸惑っている保護者の方もみえるかと思います。今回は古き時代の教育の話を通して、子どもの育て方に触れてみたいと思います。

先日、町民の方が町の資料庫の件で訪ねて来てくれました。先人の町民が使った大正時代の小学校の修身の教科書などが保管されており、調査したときのお話をされ、「復刻版を置いていきます」と言って帰られました。

薄い教科書でカタカナや挿絵が多く、当時の6歳から9歳までの子どもが使っていたものでした。

内容を読みますと、社会での常識やルールなどを教えるものであり、本の薄さに反比例して、中身は大変重厚なものでした。人が人として生きるための一番大切なことを教えているように思われました。知識は興味を持つことや勉強によって蓄積されていくでしょうが、生き方の根本は、幼いうちから躾けておくことが肝要と思いました。その点、今の大人よりも先人の皆さんの方が、子育てについて深く考えていたように思えました。

明治維新後、西洋文明に追いつこうと、教育制度を短期間に確立し、全国に小学校を設立した当時の方たちが偉大だったのは、知識一辺倒に走ることなく、人としての生き方という一番大切なものを「修身」としての学科の中で教えていることです。子育て中の皆さんの参考になればと思いますので、以下目録から内容を拾ってみます。

 

尋常小学修身書 巻一  児童用  文部省  大正七年二月二日印刷  定価 金三銭

 

目録

一、   ヨク マナビ ヨク アソベ

二、   ジコク ヲ マモレ

三、   ナマケル ナ

四、   トモダチ ハ タスケ アヘ

五、   ケンカ ヲ スルナ

六、   ゲンキ ヨク アレ

七、   タベモノ ニ キヲツケヨ

八、   ギョウギ ヲ ヨクセヨ

九、   シマツ ヲ ヨクセヨ

十、     モノ ヲ ソマツ ニ アツカウナ

十一、    オヤ ノ オン

十二、    オヤ ヲ タイセツ ニ セヨ

十三、    オヤ ノ イイツケ ヲ マモレ

十四、    キョウダイ ナカヨク セヨ

十五、    カテイ

十六、    テンノウヘイカ

十七、    チュウギ

十八、    アヤマチ ヲ オカスナ

十九、    ウソ ヲ イウナ

二十、    ジブン ノ モノ ト ヒト ノ モノ

二十一、 キンジョ ノ ヒト

二十二、 オモイヤリ

二十三、 イキモノ ヲ クルシメル ナ

二十四、  ヒト ニ メイワク ヲ カケルナ

二十五、  ヨイ コドモ

 

いかがでしょうか?どんな感想をお持ちになったでしょうか。文化の違いや、生きた時代によっても価値観は違ってくるものですが、ここに書かれた、25の項目の多くのことが、私の心には染みこんでいます。戦前の古い教えと一蹴せず、一考してみる価値はあります。世界から「クールジャパン」と言われ注目されている文化の礎はこのような教えの中にあるのかもしれません。

p.s.

お気づきになられましたか。二十五の教えの中に、アイサツの項目がないのです。本町のオアシス運動は、あいさつを大人も子どもも大切にし、実践しようというものです。なぜ含まれていないのでしょうか。あいさつをすることは、当時あまりにも当たり前すぎて教えの中にいれなかったと思います。「箸は、片手で二本を使うものだ」ということを、わざわざ教えなくてもいいように、大人の習慣を見て子どもは育つからです。ゆえに「教え」とは、親や大人の実践が教科書であると思うのです。良い子に育てようと思ったら、まずは私たち大人からということでしょうか。

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