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第64号(平成26年7月)土用の丑

[2014年7月30日]

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執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

土用の丑

皆さんこんにちは。夏バテしていませんか?熱中症には十分気を付けてください。

今日は土用の丑の日(7月29日)です。土用の丑と言えば、ウナギの蒲焼。たれの焼ける香ばしい香りが思い出され、よだれが出そうです。そもそも土用とは四季の終りの18日間のことを指すそうですが、立秋までの夏の土用だけが一般的になっています。それは、夏の土用の丑の日に美味しいウナギを食するようになったからだと私は考えます。このニホンウナギが絶滅危惧種となり、口元へ入りにくくなってきました。(今年はまだ口にしていません)

丑の日にウナギを食べる習慣が始まったのが、江戸中期ころだそうです。エレキテル(静電気の発生装置)で有名な平賀源内が、ウナギ屋に頼まれて「本日土用の丑の日」というキャッチコピーをつくり、不振であった売り上げをウナギ登りにさせたことが切っ掛けだったようです。

源内さんは多趣味な方だったようで、地質学者であり蘭学者、医者、浄瑠璃作家、俳人、発明家といろいろな顔を持っていました。その顔ごとに名前の号を使い分けていたようで、画号は「鳩渓」俳号は「李山」などです。面白いのは浄瑠璃作家としては「福内鬼外」細工師の名前は「貧家銭内」(ひんかぜんない)といい、お金に困っていたのでしょう。親しみやすい洒落っ気もあった人だったと思います。250年前に旅することができるなら、是非会ってみたい一人です。

また余程の変人だったらしく、杉田玄白(解体新書の翻訳者)などは「貴方は常識とは違う人で、常識とは違うものを好み、常識とは違うことをする。しかし、死ぬ時ぐらいは畳の上でふつうに死んで欲しかった」と源内の偉才ぶりに驚嘆もし、その死を惜しんでいます。ともあれこの変わった方が「丑の日のウナギ文化」を創り出し、その結果世界のウナギ消費量の70パーセントを日本人が食すことになりました。養殖をしているとはいえ、ニホンウナギは絶滅の危機にあることには間違いなく、保護する責任は私達にあります。中国からのヨーロッパウナギも輸入ができなくなるといいます。

人間という動物の食欲はまさに「止まるところを知らず」の勢いです。今の食材は収穫と加工と消費とが、それぞれ違う国で行われ、交通機関と冷凍技術の発達によって何カ国もの国境を渡って行き来しています。

私達は食材を含め、特に「資源」については、地球規模で物事を考え行動するように、本気で心がけなければいけない時に来ていると思います。

 

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