ページの先頭です

第54号(平成25年9月)台風一過

[2013年9月19日]

ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます

執務中の町長

阿久比町長 竹内 啓二 

台風一過

町の被害もなく一安心

皆さんこんにちは。先日の台風18号による、ご家庭での被害は大丈夫でしたでしょうか?

本町での大きな被害は報告されていませんので、ほっとしています。

しかし、全国では京都、滋賀、福井を始め大きな被害が出ています。京都「嵐山」の渡月橋は、皆さんも良くご存知の名所だけに、荒れ狂う河川の氾濫には驚かれたことでしょう。

被災された地域の方々に心からお見舞いを申し上げます。

最近の気候は確かに異常です。「特別警報」なる新たな警報を気象庁は発令しましたが、経験したことがないような大雨や、竜巻、突風が全国的に発生しています。今回の台風が豊橋に上陸したにもかかわらず、本町におおきな爪痕を残さなかったことは、不思議なくらいです。

それにしても今年は連休中に来襲する台風が多く防災対策に苦慮しています。町民の皆さんは、役場の防災体制がどのようになっているか心配だと思いますので、ご紹介します。

台風情報は防災交通課で絶えずチェックを入れ、進路によって対応を取ります。本町が進路上に位置したときは、「災害対策準備会議」を招集します。この会議は町長以下全課長で組織し、台風接近に備える会議です。台風情報を分析し、各課の対応マニュアルにより項目のチェックと対応を、この会議で発表し、気づいた点や判断を協議します。特に避難所の避難体制や防災ため池の水位調整など、必要に応じて各地区の区長さんなどへの連絡を入れます。

いよいよ暴風雨圏に入り、警報が出ると、災害対策本部を立ち上げます。防災交通課を中心に非常体制を取り、災害の度合いによって職員の非常配備を実施します。これ以後警報が解除されるまで緊張した時間が過ぎます。愛知県や消防署や消防団などとの連絡を取り合いながら対応を協議します。

町長としては臨機応変に対応し、指示をしていかねばなりませんが、一番決断に苦慮するのは避難勧告や避難指示の「発令」と「時期」です。町内がどうなっているか心配で町内をパトロールしたい衝動が毎回襲ってきますが、庁舎内で情報が集まってくるのをじっと待ち、その分析と対応策を決断するのが私の務めです。冷静な分析力と決断力と行動力が重く肩にかかってきます。

河川の水位は、防災カメラにより監視していますので、除塵機や排水ポンプの始動など指示できますが、「電話が鳴るたびに被害が出ているのでは」と気が気ではありません。夜中に庁舎内に鳴り響く電話の音は、ことのほか大きく聞こえ心臓にはあまり良くありません。今回は午前3時ころから風雨が強くなり、役場の風速計も15mを指していました。河川の水位はカメラで監視をしていましたが、増水はあったものの危険水位には達せず幸いでした。

本町も朝方風雨がやみ、台風の目に入ったようでした。その後豊橋への上陸が報道されましたので、吹き返しへの注意に切り替えました。夜明けとともに職員を各地区に出動させ、被害を調査しましたが、小枝やゴミが散乱している個所はあるものの大きな被害もなく安堵しました。どっと疲れが出る瞬間です。脂ぎった顔を洗ったときの清清しさは気持ちよく、長い夜が終わりました。

警報解除を待って、災害対策本部は解散となり、非常体制は終わりとなります。翌日の部課長会議で、防災交通課より反省点と今後の対策が報告されマニュアルへの加筆が行われ、台風18号は本町から過ぎ去りました。

役場はこのような体制で、災害に臨んでいますが、住民の安全を完全に確保できるものではありません。自然は時に荒々しい力でもって私たちを襲います。一人ひとりの人間の力は弱いものですが、私たちには、知恵により「予知する能力」と、対処して「備える行動」と、いざとなった時に力を合わせ助け合う「共助の力」を持ち合わせています。行政も安全で安心していただける「まちづくり」に努めてまいりますが、住民の皆さんも防災と減災に、協力をよろしくお願いいたします。

 P.S 野球では「空振り」は最悪ですが、災害においては、「備えが空振り」に終われば、幸いです。今後も「備えは十分にして」空振りを望みます。

お問い合わせ

阿久比町役場町長の部屋

ご意見をお聞かせください

  • このページは役に立ちましたか?

  • このページは見つけやすかったですか?

(注意)お答えが必要なお問合せは、直接担当部署へお願いいたします(こちらではお受けできません)。


ページの先頭へ戻る

Copyright ⓒ AGUI TOWN 2010. All right reserved.