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第36号(平成24年3月)3月の雪

[2012年3月13日]

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執務中の町長

執務中の町長

3月の雪

今朝起きてみると雪が降っていた。3月の半ばでの雪は珍しい。庭の梅は満開で静かな朝を迎えていた。今年の梅の開花は冬の寒さのせいで半月は遅れたであろう。寒さに耐え、どの花よりも早く春を告げてくれた梅に降る3月の雪である。

昨日(3月11日)は、東日本大震災から1年を迎え、全国で被災者の追悼がおこなわれた。

本町も消防団の観閲式を早朝より行ったが、東日本に向かっての黙とうから始まり、国旗掲揚も半旗とした。午後2時46分には、全町民の皆さんに1分間の黙とうをお願いし、全町にサイレンを鳴らし、哀悼の意を表した。天皇陛下は闘病中であるにもかかわらず、この日の追悼式のために手術後初めて復帰され「国民が被災者に心を寄せ、被災地の状況が改善されていくようにたゆみなく努力を続けるよう期待する」と述べられた。御霊に向かっての両陛下のお姿は慈愛に満ちたものであり、お言葉以上に多くのお気持ちを国民に伝えられたことと思う。

その翌日の今朝(3月12日)の雪である。天候までが悲しさに包まれているかのようであったが、その中で梅の花は凛として静かに咲いていた。

厳しい冬の寒さの中にあって花をつける「梅」を愛でた詩も多くあるが、豊島与志雄氏は「梅の花」について

衆に媚びず

孤独を恐れず

自己の力によって

自ら立ち

驕らず卑下せず

霜雪の寒にも自若として

己自身に微笑みかくる

揺るぎなき気魄である

と評している。

阿久比町と菅原道真公とは浅からぬ関係があり、公が愛した梅を本町の花としている。

道真公は、

「東風吹かば匂いおこせよ梅の花、主なしとて春なわすれそ」 と詠いかけ

梅は、

主をしたって大宰府の公のもとへ飛んで行ったという「飛び梅」伝説がある。

 

私は、東日本の方に先ほどの豊島与志雄氏の「梅の花」の言葉を飛ばしたい。霜雪の寒よりも厳しい状況下にあると思うが頑張っていただきたい。

遺族の方の「その悲しみを一生抱いて生きていくしかありません。だから、涙を越えて強くなるしかありません」と追悼文を述べられた心を思うとき、頬を伝う熱きものがあった。

 

町長宅に咲く満開の梅の花

町長宅に咲く満開の梅の花

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