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第28号(平成23年8月)「本気で防災」 行政協力員との視察で「浜岡原発」へ 「静岡県地震防災センターにて」

[2011年11月4日]

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竹内啓二町長


町長室で執務を行う竹内啓二町長

「本気で防災」

皆さんこんにちは。

蝉の声が激しく耳に響きます。夏真っ盛りといったところでしょうか。今年は2週間も梅雨が早くあけてしまい夏の季節が長くなるのかもしれません。熱中症などに注意し健康維持に努めてください。

先日の台風6号は予想もつかない進路をたどり、大変心配しました。幸い本町では被害も少なく安堵いたしました。いつもですと、警報が発令されると災害対策本部を設置し、非常配備態勢をとるのですが、今回は警報発令前に、災害警戒本部を置き警報発令前に各担当部署への指示を行えるようにしました。

近頃は「防災」に変わり「減災」という言葉を3.11東日本大震災後より使われることが多くなりました。災害を防ぎきることは不可能であることから、いかに災害を減少させるかに考え方が移ったからだと思います。

今年の8月21日に行う「阿久比町防災訓練」も、視点を変えて例年の訓練形態と全く違う訓練としました。「全町あげての避難訓練」とし、先ずは地震・津波等の災害から住民の皆さんは自らの力で自分の命を守っていただきます。隣近所の方と助け合いながら、まず安全な場所へ緊急避難する訓練を実施していただきます。そして隣組長さんや自主防災会のもとで安否確認を行っていただきます。町の職員は、本庁舎が全壊した想定での訓練を行います。

実際に大災害が発生した時には、何割かの職員も被災しますので、助かった職員だけで対応していかねばなりません。まず火災などの災害が続いて起きていれば消火活動に全力を注ぐとともに、安否確認など被災情報の確保に努め被災者の救出をします。また、パニックによる第2次災害も防がねばなりませんので、正しい情報を住民の方へ伝達する必要があります。

町民の方に分かっていただきたいのは、大災害時は異常事態です。私たちは総力を挙げて町民の皆さんの安全の確保に努めますが、「行政に頼りきることはできない」と考えてください。近くの人と助け合いながら「自分たちの命を自分たちで守り支え合わなくてはなりません」よく言われていることとして、「被災後3日間は住民自らの力で頑張っていただく覚悟で常に備えていただく」ことが基本となります。

今回の避難訓練は当日だけのものではありません。事前に避難場所や避難経路なども、家族の方とともに自らで考えておいてください。この機に避難携帯品などもリュックなどに用意することも大切です。「災害を防ぐことはできなくても日頃から備えることにより最小限に食い止めることはできます」

これまでに本町は防災無線の設置や、安心防災ネットの開設、学校の耐震化を終えるなど対策を講じてまいりましたが、近頃の日本列島の震え方は異常です。和歌山でも三重県でも震度5の地震が発生しています。いつ大震災が起こってもおかしくないと私は思っています。町民の方から犠牲者を出したくありません。町民の皆さん、“本気で防災”の準備をしてください。お願いします。

昨年の防災訓練の様子

昨年開催した防災訓練の様子

行政協力員との視察で「浜岡原発」へ

今年の研修は、東日本大震災がありましたので、浜岡原発と静岡県の地震防災センターとしました。浜岡原発はご存知のように現在発電を停止し、防波堤のかさ上げ準備に入っていますが、原発の仕組みや、建物の配置など展望台より説明を受けるなど大変勉強になりました。考えうる安全策はすべて取ってあるのですが、「想定外」となった時に、人間の力で制御できるかといえば疑問が残ります。脱原発の声が高まるゆえんです。今後国民的議論の末に電力問題を解決していかねばなりません。この原発の横に巨大な風力発電の風車が海沿いに10基ほど樹立していました。まさに自然エネルギー発電の旗手であります。しかし風がない日でしたので1基も羽は回っていなかったことが、印象に残っています。 

浜岡原子力発電所

発電を停止している浜岡原子力発電所

自治会長との行政視察

浜岡原子力発電所近くの風車

静岡県地震防災センターにて

防災センターでは津波の怖さを実感しました。玄関に入ると天井高くメジャーが吊るされ過去に起きた津波の高さが表示されていました。あの高さの津波が襲ってきたら、とてつもないエネルギーで海水は全ての物を破壊することでしょう。

起震室では目を閉じた状態で横になり震度6の地震の揺れを経験しました、起きている時と違い平衡感覚が鈍るのか、恐怖を感じました。就寝中に襲われたことを想像しただけで背筋が凍りつきました。参加された区長さんや自治会長さんも積極的に質問されていて、実り多い研修であったと思います。

防災センターで津波の説明を受ける行政協力員の皆さん

防災センターで、熱心に津波の説明を受ける行政協力員の皆さん

被災地へ派遣した職員から、「転倒防止対策がしてあるかないかでは、雲泥の差が生じている」との報告がありましたので、さっそく先日の日曜に箪笥やテレビなど転倒防止金具を取りつけ一汗をかきました。ひと安心といったところでしょうか。皆さんも是非家具転倒防止策を考えてください。防災を難しく考えると何から手をつけていいか分らなくなります。小さなことでも「気づいたことから」、「できることから」始めることが命を守ることになります。繰り返しになりますが、皆さんの心を一つにして“本気で防災”に取り組んでいきましょう。 

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