まちの紹介
愛知県知多半島の中央部に位置し、穏やかに四季がうつろう豊かな自然に恵まれた町です。まちの真ん中をふるさとの川が流れ、昔ながらの恵みの川に生きる草花や虫たち。自然と共生できる“幸せ”は、私たちの自慢です。
千三百年以上前の藤原京跡から発見された木簡に「阿具比」の地名が記されています。私たちのまちは、「ホタル」のまち、「菊づくり」のまち、「花かつみ」のまち、「米どころ」のまち、徳川家康の生母「於大の方」が暮らしたまち、「阿久比谷虫供養」伝承のまちとして、長い歴史と輝かしい文化に包まれています。
町の中央南北に「阿久比川」が流れ、東西に掛かる「オアシス大橋」は人々の暮らしをつなぎます。
町制施行
昭和28年1月1日
面積
23.94平方キロメートル
地勢
- 海抜 最高74.7メートル 最低0.1メートル
- 広ぼう 東西最長6.1キロメートル 南北最長5.9キロメートル
ホタルは環境のバロメーター
初夏の訪れを告げるように、夕暮れに淡い幻想的な光の舞を見せてくれるホタルは町の宝物です。美しい自然環境でなければ生存しないと言われるホタルは、環境のバロメーターとして重要な役割を果たしています。ホタルの生息できる環境を後世に残していくことは、私たちに課せられた大切な使命です。昭和58年から自然環境保護を推進するために「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指して、ヘイケボタルの分布調査や保護などの活動に取り組んでいます。
作り手の心が花となる「みんなの菊花展」
町民が丹精込めて育てた菊を多くの皆さんに観賞してもらう展覧会(阿久比町菊花連合会主催)です。会場では各地区で厳選された力作の菊が大輪の花を咲かせ、所狭しと飾られます。美しい菊が皆さんを魅了します。作り手の菊への飽くなき情熱を感じ取ってください。
家康のために捧げた、幻の花“花かつみ”
草木地区の花かつみ保存会が大切に守り続ける幻の花“花かつみ”。
町ではアヤメ科の多年草で野花菖蒲(ノハナショウブ)のことを「花かつみ」と呼んでいます。室町時代に伯耆の国(現在の鳥取県中西部)から草木地区の下芳池に移植されたと伝えられる幻の花。徳川家康の生母「於大の方」は、家康を生んだ後15年間阿久比の地で暮らしました。桶狭間の合戦に際し、家康の武運長久を願い於大の方が“花かつみ”の「勝つ」という言葉に思いを託し、仏前に捧げたという伝説が残っています。現在は「花かつみ園」を整備して保存会の手で大切に保存され、6月には紫色の鮮やかな花を咲かせます。(「花かつみ園」は6月初旬から中旬にかけて一般開放しています)
語り継がれる伝統行事「阿久比谷虫供養」
毎年13地区の持ち回りで「阿久比谷虫供養」は秋分の日に行われます。
平安時代から伝わる「阿久比谷虫供養」は、農作業の犠牲になった虫たちを供養するために念仏を行ったことが始まりとされる民俗信仰です。「知多の虫供養行事」として無形民俗文化財に県指定(昭和58年)され、現在は13地区の持ち回りで毎年秋分の日に行われます。戦乱の世に何度か中断されても、根強く先人たちの力でよみがえった「虫供養」は、まちの誇れる伝統行事です。