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2019.01.01


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新年のごあいさつ  阿久比町長 竹内啓二

明けましておめでとうございます。町民の皆さまにおかれましては、平成31年のすがすがしい新年をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。旧年中は町政に対し、格別のご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。

平成30年11月の町長選挙において、多くの皆さまのご支援をいただき、引き続き5期目の町政を担わせていただくことになりました。その責任の重みを厳粛に受け止め、全力で町政運営に取り組んでまいりますのでよろしくお願いいたします。

昨年本町は町制施行から65周年を迎えることができました。今年の5月からは平成から新たな元号となる節目を迎えます。将来に向かっての飛躍を誓い、希望に満ちた一歩を踏み出さなければなりません。これからも阿久比川による自然の恵みを守りながら、名古屋(N)、阿久比(A)、三河(M)を結ぶNAMトライアングルラインによる町の発展を目指し、「次世代につなぐ新たなステージ」へと着実に歩みを進めてまいります。

そのためには何より、阿久比町の宝である子どもたちが健康で輝きながら育つよう、子育てを支えることが本町の最重要課題であると考えています。新学校給食センターの完成、東部小学校区の児童・生徒数増加に対する学校の環境整備・改善、放課後児童クラブの待機児童ゼロを目指した整備などを進めてまいります。そして、子育ての相談窓口である「子育てスタート!ラポール」で、子育てのスタートである妊娠、出産、育児に寄り添い、切れ目のない個別支援のさらなる充実を図ってまいります。

子どもたちだけでなく、高齢者だけの世帯や一人暮らしのお年寄りへの施策も充実させます。住み慣れた地域で自分らしく安心して暮らし続けられるよう、生活支援体制、認知症施策、在宅医療・介護連携の充実を図り、地域包括ケアシステムをさらに推進し、高齢者を守ります。

また、昨今の集中豪雨や台風、大地震など自然災害への備えとして、阿久比排水機場を建設し、英比川・前田川の除塵機の早期更新を進めるほか、防災行政無線のデジタル化を図り、備蓄品の分散確保のため防災倉庫も増やし、防災体制の強化を進めるなど、安全で安心して快適に暮らせるまちづくりを進めてまいります。そして、町民の皆さまが心豊かに生き生きと暮らすことのできる、この町に住んでよかったと言っていただけるまちづくりを進めてまいります。

私は、町民の皆さまの「次世代につなぐ」力を昨年12月1日に行われた第13回愛知県市町村対抗駅伝競走大会で強く感じました。平成18年に大会が始まって以来毎年阿久比町チームの選手たちは優勝を目指し、世代を超えてタスキをつなぎ、平成29年に町村の部で初優勝を果たし、さらに努力を重ね、連覇を勝ち取りました。連覇という新たなステージへと進んだ選手たちのように、本町も新たなステージへ進むため職員と一丸になって、現状に満足することなく施策を向上させ、「この町で、笑顔は大きくなる」そんな阿久比町を実感していただけるよう全力で取り組んでまいります。

今年の新年の思いを「一隻眼(いっせきがん)」としたためました。意味するところは「ものを見抜く眼識」のことであり、禅の世界では知恵を以って事物の真実を見抜く特殊な能力のある第3の眼のことを「一隻眼」と呼ぶとあります。曇りなき眼でありのままの阿久比町を見て、その先を見抜くことが「次世代につなぐ新たなステージ」へ続くと信じます。

本年も皆さまとともによりよい阿久比町の実現に邁進してまいりますので、一層のお力添えをよろしくお願い申し上げるとともに、町民の皆さまのご多幸を祈念申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。