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2018.09.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト ~全国へ発信(236)~

平成29年度から幼保小中一貫教育プロジェクトは第5期を迎え、組織が大きく変わりました。特別支援教育部は、町内の特別支援教育の充実を図ることを目的に新しく発足された部です。「特別支援教育に関する教員向け研修」「サポートファイル『きらきら』の活用に向けた研修」「合理的配慮に関するデータの集約と伝達」といった活動をしています。

【特別支援教育に関する教員向け研修】

三輪りな子町特別支援教育指導員を講師として、「通常学級におけるユニバーサルデザインと合理的配慮について」「特別支援教育『構造化』について」「ティーチャーズ・プログラム
-子どもの見方を変えてみよう-」という内容で、3回の研修会を開催しました。町内の幼稚園、保育園、小学校、中学校の教員、延べ129人が参加しました。

【サポートファイル『きらきら』の活用に向けた研修会】

サポートファイル「きらきら」とは、生活や学習に支援が必要な子どもの、成長の様子や支援の手立てを書き込む個別の教育支援計画です。研修会では、サポートファイル「きらきら」をより効果的なツールにする方法や保護者との効果的な連携の仕方について、町内の小中学校で長年特別支援教育に携わる教員などが説明しました。

【合理的配慮に関するデータの集約と伝達】

合理的配慮とは配慮が必要な子どもが学校生活を送る上で妨げとなる障壁を取り除くため、調整や変更をすることです。平成29年度は、特別支援学級の指導を担当する教員を中心に「なーんだ!そうだったのか!!これが合理的配慮!」という各校の合理的配慮の事例を集めたファイルについて、さらに事例数を増やし、冊子の内容を充実させました。集約した事例は、子どもたちの安全や安心して行動できる内容をまとめた「安全・安心・行動」やコミュニケーションや整理・整頓に関する内容の「生活」、読む・書く・聞くに関する内容の「学習」の3つに分類・整理して各学校・園に配付し、活用しています。