2018.04.01
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町防災講演会が2月10日にアグピアホールで行われ、熊本在住で防災士として活躍する柳原志保さんが、東日本大震災と熊本地震の被災体験を伝えました。今回は、柳原さんの体験談の一部と関連したアドバイスを紹介します。
○「東日本大震災の時、携帯電話はつながりにくかったが、公衆電話はつながった」
→公衆電話がどこにあるかを確認しておく。
→子どもは使い方が分からないので教えておく。
→小銭を用意しておく。
▽無事であれば必ず会える。焦り過ぎないことも大切です。
○「熊本のある避難所では、男性のみで物資の管理を行い、女性の声が届きにくかった」
→女性や子育て世代も避難所の運営に関わる。
→生理用品を置くため、トイレに棚を作る。下着は、女性だけを集めた場所で自由に選んでもらうなどの工夫が必要。
▽避難所は避難している人たちが運営します。小さなことでも良いので、一人一人が役割を持てるようにすることが大切です。
○「一定期間の適切な支援は不可欠ですが、支援し過ぎは、自立心や避難所運営に参加する機会を奪ってしまうことにもなる」
→高齢者や障がい者であっても、自分でできることはやってもらう。その人なりの工夫や知恵が必ずある。
→動くことで、エコノミークラス症候群の予防にもなる。
▽「助ける側も被災者」であることを忘れず、自分でなんとかする力を持つことが大切です。
柳原さんは「子どもたちや次世代が、同じことで困らないように、伝え続けていく義務が私たちにはある。『やっておけばよかった』と後悔しないために、災害が起きる前に行動を」と呼び掛けました。
町消防団観閲式が3月11日にアピタ阿久比店駐車場で行われました。東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた後、消防団員による分列行進や小隊訓練、放水訓練が行われました。団員らは、統率の取れた機敏な動きでそれぞれの訓練に臨んでいました。訓練を見守った町長は「訓練で培った力を発揮し、これからも地域防災の要として、まちの安全・安心を支えてください」と訓示しました。
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