広報あぐい

2017.02.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

~全国へ発信(217)~

阿久比町では、毎年8月5日と6日に中学生平和体験事業として中学校1年生を広島に派遣しています。この事業は平成10年に始まり、今回も8人の生徒が現地でさまざまな体験をしてきました。今回は参加した生徒の手記から、学んできたことをお伝えします。

 
【1年1組 市塙 友唯】

広島平和記念資料館では、見るのもつらい写真や絵があり、原爆の威力と原爆がもたらす悲しみの大きさを知りました。世界には、依然として核兵器を保有している国が多くあります。世界が平和であるためには、まずは原爆を無くさなければなりません。今回の経験を活かして、原爆の恐ろしさと平和の大切さを広めていこうと思いました。

【1年4組 安井 萌亜】

平和記念式典に参加し、今まで被爆者が伝え続けてきた「同じ悲劇を繰り返してはいけない」という思いを、次は私たちが伝えていかなければならないことを実感しました。そうすることが人々の命をうばい、体や心に傷を負わせ、街をつぶした原爆の廃絶につながると思います。今回の研修を通して原爆の恐ろしさを感じ、平和への関心がますます高まりました。

【1年5組 岩佐 和佳】

原爆で亡くなった方、今もその放射能や熱線によるさまざまな後遺症に苦しんでいる方が数多くいます。そのような人々には何の罪もありません。一瞬にしてたくさんの人々を苦しめることになった原爆の傷跡は、今もなお残ったままです。僕たちの世代が当時のことを知り、これからも伝え続けていかなければなりません。

【1年5組 山下 涼華】

私は、平和体験事業で広島を訪問し、普段の生活に感謝できるようになりました。当時のまま残っている原爆ドームや、資料館に展示されている遺品は、写真やテレビで見るのとは違い、見るのがつらい物も多くありました。しかし、そのような物が原爆のつらさと平和の大切さをたくさんの人に伝えられる大きな財産だと思いました。

【1年6組 伊藤 七海】

語り部の方の話を聞いたり、記念館や原爆ドームを訪れたりして、当時のことがよく分かりました。今回の研修で初めて知ったことも多くあり、私と同じように原爆のことをよく知らない人たちに、今回学んだことを伝えていかなければならないと思いました。そして、これからの世代で広島のことを考えていけたらよいと思いました。

【1年6組 山盛 美雪】

平和記念資料館の見学や語り部の方の話、平和記念式典への参加など、貴重な体験ができました。特に、語り部の方が原爆の爆発音やその時に聞こえた女の人の声などを具体的に語ってくれたことが印象に残りました。さまざまな体験を通して、平和がどれほど幸せなのかを心に留め、次の世代へ伝えていかなければならないと思いました。

【1年7組 小松 優貴】

原爆投下から71年が経過し、被爆された方が少なくなっています。しかし、その方たちは当時の状況を語り継いでほしいと願っています。僕は広島で起こった悲惨な出来事について全く知らなかったことに気付きました。その悲惨さを知ったことで、核兵器は廃絶するべきだと思いました。原爆の悲惨さを知れば、世界中の人々も同じように思うはずです。

【1年7組 溝上 蓮】

僕は被爆された方の話を聞き、戦争の悲惨さや平和であることの大切さなどを強く感じることができました。壁が崩壊して骨組みになってしまった原爆ドームも、71年間、戦争や核兵器の悲惨さを静かに物語ってきたのだと感じました。戦争を経験していない僕たちも、こうした現状を知り、後世に語り継ぐべきだと思いました。