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2014.11.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト

〜全国へ発信(172)〜

小中学校の教員による幼稚園・保育園体験研修
幼稚園の教員による保育園体験研修


〈幼稚園・保育園の大変さを知りました〉


〈楽しく園児とふれあいました〉

幼保小中一貫教育プロジェクトでは「幼稚園・保育園と小学校」、「小学校と中学校」の間にある段差(ずれや逆転)をなくし、スムーズな接続を図る取り組みをしています。具体的な実践として、9月1日号で紹介した「小学校体験研修」に続き、今回は「幼稚園・保育園体験研修」を紹介します。

平成26年度の「幼稚園・保育園体験研修」は、本年度他市町から阿久比町に赴任した教員、初任者や希望教員を対象とし、7月22日(火)〜8月20(水)の期間で実施されました。延べ25人の対象教員が、実施期間内に1日または2日間、町内の保育園や幼稚園を訪れ、各園での1日を体験しました。また、ほくぶ幼稚園の教員も町内の保育園で同様の研修を行いました。

参加した教員は、分からないことを園の先生や保育士に聞いたり、すすんで子どもたちと接したり積極的な姿勢で研修に臨んでいました。「幼稚園・保育園体験研修」を通して、普段は接することのない園児たちの様子から就学前の現状や保育の様子を知り、参加者にとって今後の指導に役立つ貴重な経験となりました。

〈参加した教員の感想〉(一部抜粋)

保育士の子どもに接するときの目線や表情、声の調子から一人一人を大切にしていることが伝わってきた。相手を思いやる優しい心を育てるには、このような温かさをもった接し方をしていく必要を改めて実感した。〈中学校教員〉

毎日行っている保護者の方と連絡帳のやりとりや帰りの引き渡しのときの会話などから、保育士と保護者の強い信頼関係を感じた。〈小学校教員〉

子どもたちが戸惑うことなく行動できるよう細かく環境が整えられていた。子どもたちが発達段階に応じて自分のことが自分でできるように環境を整えることの大切さを再認識した。〈小学校教員〉

幼稚園で触れ合うことの少ない乳児と過ごした1日は貴重な体験になった。子どもたちは保育士の見守りや優しい言葉がけで安心して過ごしていけるのだと改めて感じた。〈幼稚園教員〉

実施園 研修参加校・研修参加園(人数)
ほくぶ幼稚園 英比小学校(2人)草木小学校(1人)
英比保育園 英比小学校(3人)阿久比中学校(6人)ほくぶ幼稚園(1人)
東部保育園 東部小学校(2人)
宮津保育園 東部小学校(1人)ほくぶ幼稚園(1人)
草木保育園 草木小学校(3人)ほくぶ幼稚園(1人)
城山保育園 阿久比中学校(1人)
中部保育園 南部小学校(1人)阿久比中学校(1人)
南部保育園 南部小学校(1人)