広報あぐい

2014.09.01


広報あぐい トップ » トピックス(3)

誇りある伝統行事 阿久比谷虫供養

□問い合わせ先 社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)

愛知県指定無形民俗文化財「知多の虫供養行事」
今年は宮津地区で開催されます。

□日時 9月23日(火・祝)
午前8時〜午後4時
□場所 宮津公民館
(大字宮津字二子東)

阿久比谷虫供養の歴史

虫供養は米作りや野菜作りで犠牲になった田畑の虫を供養するために念仏を行ったことが始まりとされ、融通念仏の始祖「良忍りょうにん上人しょうにん」(1072〜1132)により広められ平安時代終わり頃から阿久比でも行われるようになった民俗信仰行事です。

現在阿久比谷虫供養は町内13地区の持ち回りで当番を受け持ち、当番地区では前年の虫供養で引継ぎを受けてから寒干かんぼしや土用干どようぼしなどの数々の行事を1年をかけて行い、虫供養当日を迎えます。

行事当日は導師の先導で同行衆どうぎょうしゅうによる念仏が唱和され、道場や小屋にはそれぞれ掛軸がまつられます。また、会場内に建てられた大塔婆おおとうばの下の砂山を小さな子どもにませると「かんの虫封じ」になると伝えられています。

永い歴史があり、戦乱に巻き込まれ中断もしましたが、根強くよみがえった虫供養行事は、まさしく町民の誇り得る伝統行事です。この伝統ある民俗行事をぜひ会場でご覧ください。

□問い合わせ先
社会教育課社会教育係 TEL (48)1111(内262)