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2011.04.01


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安全で住みよいまちづくり 防災への意識改革(155) 拡大版

□問い合わせ先 防災交通課 TEL(48)1111 (内208)

地震発生後の行動の目安


地震発生から0〜2分
自分の身を守る

転倒の恐れのある家具等から離れ、机等の下に身を隠しましょう。あわてて外に飛びださないようにしましょう。





地震発生直後
出火防止・脱出口確保

ガスの元栓を閉め、コンセントを抜きましょう。
火が出たら落ち着いて初期消火しましょう。
ドア・窓を開けて脱出口を確保しましょう。




地震発生から3日目まで
家族の安全確認、余震に注意

倒壊しかけた家屋に近寄らないようにしましょう。
隣近所に声を掛け、状況により、徒歩で避難しましょう。

隣近所で消火・救出・救護

隣近所で協力し、消火、ケガ人の救出・救護にあたりましょう。





地震発生から4日目以降
生活の維持と回復

4日目以降も災害(余震)に注意し、生活情報の収集にあたりましょう。復旧に向け努力しましょう。

帰宅困難者対策

警戒宣言の発令や大地震の発生直後、鉄道などの公共交通機関が運行停止された場合、被災後の従業員や学生など多くの人が帰宅できないことが予想されます。

企業や学校で事前の対策が大切です
  • 徒歩での帰宅が難しい、通勤距離の遠い従業員をあらかじめ把握しておきましょう。
  • 帰宅が困難な従業員の人数に応じて支援物資などを備蓄しましょう。
  • 徒歩で帰宅できるルートの確認をしましょう。
  • 「災害用伝言版」など家族との安否確認手段の利用方法を習得しましょう。

愛知県では、徒歩帰宅途中の水・食料の購入、トイレの使用など誰もが利用しやすい場所として、県内のコンビニエンスストア、ガソリンスタンドなどと「徒歩帰宅支援ステーション」の協定を締結しています。

阿久比町では、愛知県が設定した基幹的徒歩支援ルートを基に、周辺市町と調整し、「帰宅困難者徒歩支援ルートマップ」を作成しています。町ホームページまたは防災交通課で確認してください。

東海地震について

日本列島の太平洋側では、プレートの潜り込みによる地震が繰り返し起こっています。過去には、東海から南海道にかけての海域では、100年から150年周期で、大地震がくり返し起こっています。

ところが、東海地震の震源となる駿河湾から御前崎沖では、1854年の安政東海地震の後、約150年にわたって大地震が起きていません。このため地震のエネルギーが蓄積され、プレートの歪みが限界に達していると推定され、いつ大規模な地震が発生してもおかしくない状況です。

東南海地震について

東南海地震は、遠州灘西部から紀伊半島までの地域とその周辺地域の南海トラフの東側で発生する地震で、今後30年以内の発生確率は60〜70%といわれております。また東海地震と同時発生の可能性があり、その場合はそれぞれの地震単独よりも大きな被害が発生すると予測されます。

東海地震の震源域と地震防災対策強化地域

阿久比町は、東海地震が発生した場合に著しい地震被害が生じる恐れがあるため、地震防災対策を強化する必要がある地域と指定されています。

強化地域とは

@震度6弱以上の揺れが予想される地域。

A20分以内に高い津波(沿岸で3m以上、地上で2m以上)が来襲する地域。

東海地震の警戒宣言とは

※情報を分かりやすくするために補足する言葉として、各情報に「カラーレベル 青」、「カラーレベル 黄」、「カラーレベル 赤」の文字が記載されます。

阿久比町の地震の揺れ

阿久比町では、東海地震と東南海地震が連動して発生した場合、最大で震度6強の強い揺れが予想されます。こうした強い揺れは以下の通りです。


震度 5弱
  • 大半の人が、恐怖を覚え、物につかまりたいと感じます。
  • 棚にある食器類や本が落ちることがあります。
  • 固定していない家具が移動することがあり、不安定なものは倒れることがあります。

震度 5強
  • 物につかまらないと歩くことが難しくなります。
  • 棚にある食器類や本で落ちるものが多くなります。
  • 固定していない家具が倒れることがあります。
  • 補強されていないブロック塀が崩れることがあります。

震度 6弱
  • 立っていることが困難になります。
  • 壁のタイルや窓ガラスが破損、落下することがあります。
  • 固定していない家具の大半が移動し、倒れるものもあります。ドアが開かなくなることがあります。
  • 耐震性の低い木造建物は、瓦が落下したり、建物が傾いたりすることがあります。倒れるものもあります。

震度 6強
  • はわないと動くことができなくなります。飛ばされることもあります。
  • 固定していない家具のほとんどが移動し、倒れるものが多くなります。
  • 耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものが多くなります。
  • 大きな地割れが生じたり、大規模な地すべりや山体の崩壊が発生することがあります。

震度 7
  • 耐震性の低い木造建物は、傾くものや、倒れるものがさらに多くなります。
  • 耐震性の高い木造建物でも、まれに傾くことがあります。
  • 耐震性の低い鉄筋コンクリート造の建物では、倒れるものが多くなります。




    
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