広報 あぐい
2008.01.15
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あぐいぶらり旅
〜ふれあいマップを歩く(於大の方コース 1)〜

シリーズ 阿久比を歩く 68

 

於大の方コース
 
熊田ケ池を泳ぐカモたち


秋葉神社の鳥居と参道

2008年最初のぶらり旅は「於大の方コース」から始動。

第1チェックポイント「阿久比町役場」をスタート。正月は普段にも増して、よく食べ、よく飲んだためか2人とも顔がむくんでいる。

開口一番、「腹回りが苦しくて、正月からベルトを緩めたままだよ」と友人に話し掛ける。「ベルトは緩めなくても済みましたけど、知り合いの子どもにお年玉を配ったり、バーゲンで買い物をしたりして、財布のひもが緩み放しでした(笑)」。正月休みの話題で盛り上がる。

阿久比中学校を左手に見てゆっくりと坂を上る。正面に特別養護老人ホーム「阿久比一期一会荘」の建物が見える。老人ホーム近くの熊田ケ池をのぞくとカモが群れを成して泳いでいる。寒風が吹き付け、吐く息は白い。私たち人間にはこの時季に水の中で泳ぐとは考えられない事だが、カモたちは楽しそうに「ガァーガァー」と鳴き声をハモらせる。

第2チェックポイントの「卯之山公園」奥に秋葉神社がある。鳥居にしめ縄が飾られ、参道石段の両脇には「奉納」と記された何本もの白い旗ざおが風に揺れる。

大きな社はないが、小さな石碑が寄せ集められ、神がまつられる。秋葉神社は“火の神様”。「今年1年火事を起こさないように」と拝み、神社と公園を後にする。

知多半島道路の上に架かる道路を渡ると、第3チェックポイント「中部工業団地」の各企業の工場が連なる。休日とあって荷物を運ぶトラックの出入りはない。半島道路を通る自動車の音が響くだけで工業団地内は静かだ。

しばらく農道を歩く。この周辺の田では、レンゲソウを田にすき込んだ有機肥料を使い、米づくりを実践している。所どころで「阿久比米れんげちゃん」と書かれた立て看板を目にする。春になればレンゲソウが私たちの目を楽しませてくれるだろう。その日も近い。

「僕は今年厄年だから、静かに1年を過ごそうと思うけど、君の今年の目標は?」と友人に尋ねる。「ねずみ年ですよねえ。ディズニーのミッキーマウスみたいに、常に笑顔を忘れずいたいですね。それから早寝早起きをして、暴飲暴食に気を付けたいで()()()」。「ねずみ年にふさわしい目標だね。頑張ってね」。第4チェックポイントの「阿久比スポーツ村」が目の前にきていた。

次号に続く。



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