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2023.09.01


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ホタルのキラメキいつまでも

〜ホタル特集〜

暗闇に浮かび上がる淡いホタルの光。ホタルは古くから物語や歌、童話などの題材とされ、私たちの生活になじみの深い生き物であり、尊く光るその姿で多くの人の心を魅了してきました。

阿久比町では昭和58年から「ホタル飛びかう住みよい環境づくり」を目指し、町内に生息しているヘイケボタルの発生状況や生態などを調査研究をしています。今年もヘイケボタルの生息分布調査を多くの皆さんの協力を得て行いました。

また、分布調査に先立ち、東部小学校6年生と草木小学校5年生の児童はホタルに対する知識を深め、安全に調査活動できるようホタル専門員によるホタル保護活動学習で、ホタルの生態や阿久比町の現状、分布調査時の注意点について学びました。

6月上旬から下旬にかけて、ふれあいの森で「ほたる観察会」や「ほたるポスター作品展」(こちらのページに最優秀作品と優秀作品を紹介)、白沢ホタルの里でヘイケボタル観賞会など、ホタルに関連したさまざまなイベントを行いました。

6月17日には「2023全国ほたるのまち交流会」が滋賀県米原市で開催され、全国からオンライン参加を含めて6市町(山口県下関市、滋賀県米原市、和歌山県紀の川市、岡山県真庭市、福岡県北九州市、愛知県阿久比町)が参加しました。今回の交流会では、「次世代へつなぐ共生の歴史~ほたるの光を未来へ~」をテーマに、米原市における環境保全や蛍保護活動などの研究発表と意見交換が行われました。

多くの人に愛されてきたホタルも、文明が発達し私たちの生活が便利になるにつれて、徐々に見られる場所が減ってきました。ホタルの光を絶やさないためには、普段からの行動が大切です。ゴミを拾う、ポイ捨てをしない、川を汚さないなど、一人一人の心がけがホタルや自然環境を守ることにつながります。

ホタルの美しい光をいつまでも眺められるように、町全体で力を合わせて保護活動に取り組んでいきましょう。