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2020.07.01


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幼・保・小・中 一貫教育プロジェクト ~全国へ発信(256)~

□問い合わせ先 学校教育課学校教育係 TEL (48)1111(内1230・1231)

5月25日からようやく学校が再開しました。

今年の初めから新型コロナウイルス感染症がはやりだし、感染対策のために3月2日から町内全小中学校がほぼ3カ月間の臨時休業となりました。

学校に登校できない間、子どもたちはどのように過ごしていたのでしょう。

両親が仕事に出ていて、子どもたちだけで留守番したり、おじいちゃん、おばあちゃんと過ごしたり、学童保育に通ったりしたのでしょう。

友達と公園で遊んだり、買い物へ出掛けたりすることもできず、ストレスがたまる生活をしていたに違いありません。

こういったときこそ、阿久比町の幼保小中一貫教育の教育理念にあるように、幼稚園・保育園の保育士、小中学校の教員、保護者、地域の方々、全ての大人である皆が指導者として子どもたちを見守っていくことが大切であると考えます。

オンライン教育が話題になっていますが、今こそ初心にかえり、各年齢に応じた「欠落なき教育」がなされているか、同じ学校でクラスに差のない「落差なき教育」がなされているか、家庭から幼稚園・保育園へ、そして小学校へ、さらに中学校へ進んでいくときに「段差なき教育」がなされているかを常に念頭におき、阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクトを推進していく必要があります。

阿久比町幼保小中一貫教育プロジェクトでは、目指す15歳の生徒像を次のように定めています。

〇自らを律し、自ら実践していく生徒

〇「生きる力」(社会で役立つ学力、社会で生きていく上で必要な人間性、社会で生きていく上で必要な健康と体力)を身につけた生徒

目指す15歳の生徒像を実現するため「学習指導の一貫性」「阿久比町の特色ある教育」「基本的生活習慣の確立」の3つの目標を一とし、阿久比町の子どもたちが真に生きる力を身に付けて義務教育を終了できるよう阿久比町全体で取り組んでいけたらと思います。

米国の教育学者である、「ドロシー・ロー・ノルト」が書いた、私の好きな詩を紹介させていただきます。

この詩を胸に、阿久比町の子どもたちのために「幼保小中一貫教育」を実践していきますので、よろしくお願いいたします。